理想の住まいを見つけるための第一歩となる物件探し。数多くの賃貸情報サイトが存在する中で、どれを使えば良いのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。その中でも、業界最大級の物件数を誇る「LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)」は、多くのユーザーに利用されている代表的なサービスの一つです。
この記事では、LIFULL HOME’Sの利用を検討している方に向けて、その特徴や評判、メリット・デメリットを徹底的に解説します。SUUMO(スーモ)やat home(アットホーム)といった他の人気サイトとの比較や、物件契約までの具体的なステップ、よくある質問への回答まで網羅しています。この記事を読めば、LIFULL HOME’Sが自分に合ったサービスなのかを判断し、賢く活用するための知識が身につくでしょう。
目次
- 1 LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)とは?
- 2 LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)の5つの特徴
- 3 LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)の良い評判・口コミ
- 4 LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)の悪い評判・口コミ
- 5 口コミからわかるLIFULL HOME’S(ライフルホームズ)のメリット3選
- 6 口コミからわかるLIFULL HOME’S(ライフルホームズ)のデメリット2選
- 7 LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)と人気賃貸サイトの比較
- 8 LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)の利用がおすすめな人
- 9 LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)を使った物件契約までの6ステップ
- 10 LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)に関するよくある質問
- 11 まとめ
LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)とは?
まずはじめに、LIFULL HOME’Sがどのようなサービスなのか、その基本情報から確認していきましょう。サービスの全体像を理解することで、後述する特徴や評判の背景がより深く理解できます。
LIFULL HOME’Sは、賃貸マンションやアパート、一戸建てはもちろん、購入物件や売却、注文住宅、リフォームに至るまで、住まいに関するあらゆる情報を集約した日本最大級の不動産・住宅情報ポータルサイトです。ユーザーは、このプラットフォームを通じて、全国の不動産会社が提供する膨大な物件情報に無料でアクセスし、比較検討できます。
重要なのは、LIFULL HOME’S自体が物件を所有したり、直接仲介したりする不動産会社ではないという点です。その役割は、物件情報を持つ「不動産会社」と、部屋を探している「ユーザー」とを繋ぐ「場」を提供することにあります。ユーザーがサイト上で気になる物件を見つけて問い合わせをすると、その情報が物件を掲載している不動産会社に送られ、そこから具体的なやり取りがスタートする仕組みです。この「ポータルサイト」という形態は、SUUMOやat homeなど、他の多くの不動産情報サイトでも採用されています。
運営会社と基本情報
LIFULL HOME’Sを運営しているのは、東証プライム市場に上場している株式会社LIFULLです。
項目 | 内容 |
---|---|
会社名 | 株式会社LIFULL(ライフル) |
設立 | 1997年3月12日 |
所在地 | 東京都千代田区麹町一丁目4番4号 |
事業内容 | 不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S」の運営、その他関連事業 |
企業理念 | あらゆるLIFEを、FULLに。 |
参照:株式会社LIFULL コーポレートサイト
株式会社LIFULLは、1997年に「株式会社ネクスト」として設立され、不動産情報サービスの提供を開始しました。創業以来、「社会課題の解決」を事業の根幹に据えており、その代表的な取り組みがLIFULL HOME’Sです。不動産業界における情報の非対称性(売り手と買い手の情報格差)を解消し、誰もが安心できる住まい探しを実現することを目指しています。
2017年には、社名を「株式会社LIFULL」に変更し、住宅分野にとどまらず、介護、引越し、インテリアなど、人々の暮らし(LIFE)を豊かに(FULL)する様々な事業領域へと展開を広げています。このような社会貢献性の高い企業理念と、長年にわたる運営実績、そして上場企業としての信頼性が、LIFULL HOME’Sというサービスの大きな基盤となっています。
ユーザーとしては、個人情報を入力する機会も多い不動産情報サイトだからこそ、運営会社が信頼できるかどうかは非常に重要なポイントです。その点、LIFULL HOME’Sは、確固たる実績と透明性の高い情報開示を行う企業によって運営されているため、安心して利用できるサービスと言えるでしょう。
LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)の5つの特徴
LIFULL HOME’Sが多くのユーザーから支持される理由は、その独自の強みや便利な機能にあります。ここでは、LIFULL HOME’Sを特徴づける5つのポイントを詳しく解説します。
① 業界トップクラスの物件掲載数
LIFULL HOME’Sの最大の特徴は、何と言ってもその圧倒的な物件掲載数です。
公式サイトでは「総掲載物件数No.1」を掲げており、これは第三者調査機関である産經メディックスの調査(2024年1月時点)に基づいています。これは、賃貸や購入など、あらゆる種類の物件を合計した数であり、ユーザーにとっては選択肢の多さに直結する非常に大きなメリットです。
なぜこれほど多くの物件を掲載できるのでしょうか。その理由は、LIFULL HOME’Sが全国の数多くの不動産会社と提携しているからです。大手フランチャイズから地域に根差した中小の不動産会社まで、幅広いネットワークを構築することで、都市部はもちろん、地方や郊外の物件まで網羅的にカバーしています。
物件数が多いことの利点は、単に選べる部屋が増えるだけではありません。
- 比較検討がしやすい: 同じような条件の物件を複数見比べることで、家賃の相場観が養われたり、設備の微妙な違いに気づけたりします。
- 掘り出し物が見つかる可能性: 大手サイトにしか掲載していない不動産会社もあれば、地域密着型のサイトを中心に掲載する会社もあります。LIFULL HOME’Sのように提携先が多岐にわたるプラットフォームでは、他のサイトでは見つからなかったような、思わぬ「掘り出し物」に出会える可能性があります。
- ワンストップで探せる: 複数の不動産情報サイトを巡回しなくても、LIFULL HOME’Sだけで大半の物件情報を確認できるため、物件探しの手間と時間を大幅に削減できます。
このように、豊富な物件情報は、より良い条件の部屋を、より効率的に見つけるための強力な武器となります。
② こだわりの条件で探せる豊富な検索機能
膨大な物件情報の中から理想の一部屋を見つけ出すためには、優れた検索機能が不可欠です。LIFULL HOME’Sは、ユーザーの多様なニーズに応える非常にきめ細やかで多彩な検索機能を備えています。
基本的な「家賃」「間取り」「駅からの徒歩分数」といった条件はもちろんのこと、より具体的なライフスタイルに合わせた絞り込みが可能です。
<LIFULL HOME’Sのユニークな検索機能の例>
- テーマ・特集から探す:
- 「ペット相談可の物件」「楽器相談可の物件」といった趣味に関する条件
- 「二人入居可」「ルームシェア可」といった入居形態に関する条件
- 「初期費用が安い物件」「家具・家電付き物件」といった費用や設備に関する条件
- 「デザイナーズ物件」「リノベーション物件」といったデザイン性に関する条件
- 地図から探す: 地図上で直感的にエリアを指定し、物件の位置関係を把握しながら探せます。駅やスーパー、公園など、周辺施設との距離感も一目瞭然です。
- 通勤・通学時間から探す: 目的地(会社や学校)と希望の所要時間を入力するだけで、その時間内にアクセス可能な駅と、その周辺の物件を自動でリストアップしてくれます。乗り換え回数も考慮されるため、非常に実用的です。
- ハッシュタグ検索: 「#静かな環境」「#おうち時間充実」「#オンライン内見可能」といったハッシュタグで、より感覚的・トレンドに合った物件探しができます。
これらの検索機能を組み合わせることで、「会社まで30分以内で、ペットが飼えて、オートロック付きの2階以上の部屋」といった、非常に細かい「こだわり条件」に合致する物件だけを効率的に絞り込むことができます。ただ物件を羅列するだけでなく、ユーザー一人ひとりの「理想の暮らし」を具体化する手助けをしてくれる点が、LIFULL HOME’Sの検索機能の優れたところです。
③ 住まいや暮らしに役立つ情報コンテンツが充実
LIFULL HOME’Sは、単なる物件検索サイトにとどまりません。住まいや暮らしに関する多角的な情報コンテンツを提供し、ユーザーの意思決定を総合的にサポートしています。
代表的なコンテンツには、以下のようなものがあります。
- LIFULL HOME’S PRESS(旧:HOME’S PRESS): 住まいや暮らしをテーマにしたWebマガジンです。専門家による解説記事、街の魅力に迫るルポ、ユニークな暮らし方の紹介など、読み応えのあるコンテンツが満載です。物件探しの合間に読むことで、新たな視点や価値観を得られます。
- 住まいインデックス: 全国の市区町村や駅ごとに、家賃相場、住んでいる人の評価(口コミ)、人口統計データなどをまとめたコンテンツです。住みたい街の治安や利便性、子育て環境などを客観的なデータで比較検討できるため、土地勘のない場所での部屋探しに非常に役立ちます。
- まちむすび: 「交通の利便性」「買い物のしやすさ」「治安」など、10項目の評価軸で自分に合った街を探せる診断・検索サービスです。自分のライフスタイルや価値観にマッチする街を提案してくれます。
- 住まいの窓口: 家づくりやリフォームなど、専門的な知識が必要なテーマについて、ハウジングアドバイザーに無料で相談できるサービスです。賃貸探しとは直接関係ないかもしれませんが、将来的に家の購入を考えている人にとっては心強い存在です。
これらのコンテンツは、物件という「ハコ」だけでなく、その街での「暮らし」全体をイメージさせてくれるものです。家賃や間取りといったスペックだけでは測れない「住み心地」という重要な要素を判断するための材料を提供してくれる点で、LIFULL HOME’Sの大きな付加価値と言えるでしょう。
④ オンラインでの相談や内見に対応
近年、働き方やライフスタイルの多様化に伴い、物件探しの方法も変化しています。LIFULL HOME’Sは、こうした時代のニーズにいち早く対応し、オンラインでの物件探しを強力にサポートしています。
「オンライン相談」「オンライン内見(内覧)」に対応している物件を簡単に絞り込むことができ、自宅にいながら不動産会社のスタッフと話したり、物件の内部を確認したりすることが可能です。
<オンライン相談・内見のメリット>
- 時間と場所の制約がない: 遠方に住んでいて現地に行くのが難しい場合や、仕事が忙しくて不動産会社を訪れる時間がない場合に非常に便利です。
- 交通費の節約: 特にUターンやIターン、転勤などで遠隔地の物件を探す場合、内見のたびに発生する交通費や宿泊費を大幅に削減できます。
- 効率的な情報収集: 複数の物件をオンラインで下見し、本当に気に入った物件だけを現地で最終確認するといった、効率的な進め方ができます。
- 感染症対策: 人との接触を最小限に抑えながら、安心して物件探しを進められます。
利用方法は簡単で、LIFULL HOME’Sの検索条件で「オンライン内見可」にチェックを入れて物件を探し、問い合わせの際にオンラインでの対応を希望する旨を伝えるだけです。不動産会社のスタッフがスマートフォンやタブレットを持って物件内を映し、ビデオ通話を通じてリアルタイムで質問に答えてくれます。
もちろん、画面越しでは確認しづらい部分(日当たりや騒音、匂い、細かな傷など)もあるため、最終的には現地での内見が推奨されますが、物件探しの初期段階におけるスクリーニングとしては非常に有効な手段です。
⑤ 便利な機能が揃ったスマホアプリ
現代の物件探しにおいて、スマートフォンアプリの存在は欠かせません。LIFULL HOME’Sは、PCサイトの機能を凝縮し、さらにアプリならではの利便性を加えた高機能なスマートフォンアプリを提供しています。
<LIFULL HOME’Sアプリの主な便利機能>
- 新着物件のプッシュ通知: 一度検索した条件を保存しておけば、その条件に合う新しい物件が登録された際に、スマートフォンのプッシュ通知で知らせてくれます。人気の物件はすぐに埋まってしまうため、この機能を使えばチャンスを逃しにくくなります。
- お気に入り機能とメモ: 気になった物件をリスト化し、比較検討できます。物件ごとにメモを残せるので、「日当たりが良さそう」「駅から少し遠い」など、自分の感想を記録しておくのに便利です。
- 閲覧履歴: 一度見た物件を後から簡単に見返すことができます。「あの物件、もう一度確認したいけどどれだっけ?」という事態を防げます。
- ARお部屋見学機能: 一部の物件では、スマートフォンのカメラを部屋にかざすと、CGで再現された家具を配置できるAR(拡張現実)機能を試せます。手持ちの家具が収まるか、どのようなレイアウトになるかを具体的にイメージするのに役立ちます。
通勤中の電車内や休憩時間など、隙間時間を使って手軽に物件情報をチェックできるのがアプリ最大のメリットです。PCサイトとアプリのお気に入り情報は連動しているため、家ではPCでじっくり探し、外出先ではアプリで新着をチェックするといった使い分けも可能です。これらの便利な機能を活用することで、物件探しをよりスマートで効率的なものに変えられます。
LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)の良い評判・口コミ
ここでは、実際にLIFULL HOME’Sを利用したユーザーから聞かれることが多い「良い評判」を、具体的なシナリオを交えて紹介します。これらの声は、LIFULL HOME’Sのメリットをリアルに感じさせてくれるでしょう。
物件数が多くて比較しやすい
「転職を機に、初めて一人暮らしをすることになりました。最初はいくつかの不動産情報サイトを見ていたのですが、サイトごとに掲載されている物件が違ったりして、情報を整理するのが大変でした。そんな時、LIFULL HOME’Sは掲載物件数がとにかく多いと聞き、メインで使ってみることに。すると、本当にたくさんの物件がヒットして、同じエリア・同じような家賃でも、日当たりやキッチンの広さ、収納の多さなど、微妙に条件の違う部屋をたくさん見つけることができました。複数の選択肢をじっくり比較できたおかげで、最終的に『この部屋なら後悔しない』と心から納得できる物件に出会えました。あちこちのサイトを行き来する手間が省けたのも、本当に助かりました。」
この口コミは、LIFULL HOME’Sの最大の特徴である「物件数の多さ」が、ユーザーの満足度に直結していることを示しています。選択肢が豊富であることは、妥協点を減らし、より理想に近い物件を見つけるための絶対条件です。特に、初めての部屋探しで相場観がわからない人にとって、多くの物件を比較検討できる環境は非常に価値が高いと言えます。
地方の物件も見つけやすい
「都心から実家のある地方都市へUターン移住を考えていました。地方なので、物件探しは苦労するだろうと覚悟していましたが、LIFULL HOME’Sで検索してみると、予想以上にたくさんの物件が見つかって驚きました。全国展開している大手だけでなく、地元に詳しい中小の不動産屋さんが掲載している物件も多かったのが良かった点です。おかげで、都心にいながらにして、希望エリアの物件情報を効率的に集めることができました。最終的にはオンライン内見を活用して候補を絞り、一度の帰省で契約まで済ませることができ、時間も費用も大幅に節約できました。」
この声は、LIFULL HOME’Sが持つ全国規模のネットワークの強みを物語っています。不動産情報サイトの中には、都市部の物件に特化しているものもありますが、LIFULL HOME’Sは地方や郊外の物件カバー率も高いことで知られています。Uターン・Iターンや転勤など、土地勘のない場所で部屋を探す必要がある人にとって、この網羅性は非常に心強い味方となるでしょう。
こだわり検索が便利で使いやすい
「猫を飼っているため、『ペット可』は絶対条件でした。それに加えて、在宅ワークが多いので『インターネット無料』、防犯面から『オートロック付き』、そして『2階以上』という条件で探していました。他のサイトでは、ここまで細かく絞り込むとヒット件数がゼロになってしまうこともありましたが、LIFULL HOME’Sでは複数のこだわり条件を掛け合わせても、きちんと候補物件が表示されました。特に『地図から探す』機能は、スーパーや公園との位置関係が直感的にわかって非常に便利でした。自分のライフスタイルに合った条件でピンポイントに探せたので、無駄な内見をすることなく、短期間で理想の部屋を見つけることができました。」
この口コミは、LIFULL HOME’Sの検索機能の優秀さを示しています。ただ物件が多いだけでは、情報の大海に溺れてしまいます。ユーザーが持つ多様で複雑なニーズを的確に汲み取り、膨大な情報の中から最適な候補を抽出してくれる精度の高い検索機能があるからこそ、物件数の多さが真に活きてくるのです。
物件の評価や街の情報が参考になる
「結婚を機に、お互いの職場の中間地点で、これまで住んだことのない街に引っ越すことになりました。物件のスペックはもちろん大事ですが、それ以上に『どんな街なのか』が気になっていました。LIFULL HOME’Sの『住まいインデックス』というコンテンツで、候補の駅の家賃相場や、実際に住んでいる人の口コミ、治安に関するデータなどをチェックできたのが非常に参考になりました。『買い物が便利だけど、夜は静か』といったリアルな声を知ることで、新生活のイメージが具体的に湧きました。物件情報だけでなく、こうした街の情報が充実していたことが、安心して引越し先を決める大きな後押しになりました。」
理想の暮らしは、部屋の中だけで完結するものではありません。周辺環境や街の雰囲気も、住み心地を左右する重要な要素です。LIFULL HOME’Sが提供する豊富な情報コンテンツは、ユーザーがよりマクロな視点で住まい選びをすることを可能にします。スペック比較に陥りがちな物件探しに、「暮らし」という視点を加えてくれる点が、多くのユーザーから評価されています。
LINEで新着物件の通知が受け取れる
「人気のエリアで部屋を探していたため、良い物件はすぐに申し込みが入ってしまう状況でした。毎日サイトをチェックするのも大変だと思っていたところ、LIFULL HOME’SにはLINEで新着物件の通知を受け取れる機能があることを知りました。希望の家賃や間取り、駅などを登録しておくと、条件に合う物件が掲載された瞬間にLINEに通知が届くんです。おかげで、公開されたばかりの好条件の物件にいち早く気づき、誰よりも早く内見の予約を入れることができました。このスピード感が、最終的に希望の部屋を契約できた勝因だったと思います。」
物件探しは、情報戦であり、スピードが求められる場面も少なくありません。特に競争率の高いエリアでは、いかに早く新しい情報にアクセスできるかが鍵となります。LIFULL HOME’SのLINE通知機能は、忙しいユーザーでもチャンスを逃さないための強力なツールです。この利便性の高さが、良い評判に繋がっています。
LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)の悪い評判・口コミ
一方で、LIFULL HOME’Sには改善を望む声や、利用する上で注意すべき点に関する評判も存在します。ここでは、代表的な「悪い評判」を挙げ、その背景や考えられる原因について解説します。
掲載終了した物件(おとり物件)がある
「良さそうな物件を見つけて、ウキウキしながら不動産会社に問い合わせたら、『すみません、その物件はついさっき申し込みが入ってしまって…』と言われました。一度だけでなく、同じようなことが何度か続いたので、もしかして最初から存在しない『おとり物件』だったのでは?と疑ってしまいました。せっかく時間と労力をかけて探したのに、徒労に終わってしまい、がっかりしました。」
これは、LIFULL HOME’Sに限らず、多くの不動産ポータルサイトで聞かれる最も代表的な不満点です。「おとり物件」とは、実際には契約できないにもかかわらず、客寄せのために掲載され続けている物件のことを指します。
<おとり物件が存在する背景>
- 情報更新のタイムラグ: 物件に申し込みが入った後、不動産会社がポータルサイトの情報を更新するまでに時間がかかり、結果的に掲載され続けてしまうケース。これは意図的ではない場合も多いです。
- 意図的な掲載: 来店を促す目的で、条件の良い架空の物件や、すでに契約済みの物件を意図的に掲載し続ける悪質な不動産会社も残念ながら存在します。
LIFULL HOME’Sでは、こうしたおとり物件を排除するために、専門チームによる情報パトロールや、ユーザーからの通報制度(情報提供フォーム)を設けるなど、厳しい対策を講じています。しかし、毎日膨大な数の物件が登録・更新される中で、完全になくすことは難しいのが現状です。ユーザー側も、「相場より著しく家賃が安い」「掲載日がかなり古い」といった物件には注意するといった自衛策が必要です。
アプリが重い・使いにくいことがある
「LIFULL HOME’Sのアプリは機能が豊富で便利なのですが、たくさんの物件をスクロールして見ていると、時々動作がカクカクしたり、読み込みが遅くなったりすることがあります。特に、古いスマートフォンを使っていると顕著に感じます。また、一部の画面でボタンの配置が分かりにくく、直感的に操作できないと感じることもありました。」
アプリの動作速度や操作性(UI/UX)に関する不満も、一定数見られます。高機能である反面、多くのデータを処理するため、スマートフォンのスペックや通信環境によっては動作が重く感じられることがあるようです。
<考えられる原因と対処法>
- 端末のスペック不足: 古い機種やメモリの少ないスマートフォンでは、アプリのパフォーマンスが低下する可能性があります。
- 通信環境: Wi-Fi環境が不安定な場所や、モバイルデータ通信の速度が遅い場所では、画像の読み込みに時間がかかります。
- アプリのキャッシュ: アプリを長時間使用していると、キャッシュ(一時データ)が溜まり、動作を遅くする原因になることがあります。アプリのキャッシュをクリアしたり、一度再起動したりすることで改善する場合があります。
- アプリのバージョン: 古いバージョンのアプリを使い続けていると、不具合が修正されていない可能性があります。常に最新版にアップデートしておくことが重要です。
アプリの操作性については、個人の感覚に左右される部分も大きいですが、開発チームはユーザーからのフィードバックを基に、日々改善を重ねています。もし動作に不満がある場合は、PCのWebブラウザ版と併用するなど、状況に応じて使い分けるのがおすすめです。
問い合わせ後の電話連絡がしつこい場合がある
「気になる物件があったので、LIFULL HOME’Sのフォームから問い合わせをしました。メールでの連絡を希望したつもりだったのですが、すぐに不動産会社から電話がかかってきて、その後も何度も営業の電話が来て困りました。問い合わせたのは1社だけだったのに、なぜか関連会社からも連絡が来ることがあり、対応に疲れました。」
この問題は、LIFULL HOME’Sというプラットフォーム自体の問題というよりは、問い合わせ先の不動産会社の営業方針に起因するケースがほとんどです。不動産会社としては、見込み客を逃さないために、迅速な対応として電話連絡を優先することが多く、熱心な会社ほど連絡が頻繁になる傾向があります。
<ユーザーができる対策>
- 問い合わせフォームの備考欄を活用する: 「連絡はメールでお願いします」「電話は平日の18時以降にしてください」など、希望する連絡手段や時間帯を具体的に記載しておくことが有効です。
- はっきりと意思を伝える: 不要な連絡が続く場合は、「他の物件で決めたので、今後の連絡は不要です」と明確に断ることが大切です。
- 複数の物件に一括問い合わせをしない: 一括問い合わせ機能は便利ですが、その分、複数の不動産会社から一斉に連絡が来ることになります。まずは本命の1〜2社に絞って問い合わせるのが無難です。
LIFULL HOME’Sはあくまで不動産会社とユーザーを繋ぐ場であり、その後のやり取りは両者間で行われます。この構造を理解し、適切にコミュニケーションをとることが、スムーズな物件探しに繋がります。
物件問い合わせ時に電話番号の入力が必須
「物件について少し聞きたいことがあるだけなのに、問い合わせフォームで電話番号の入力が必須になっているのが不便です。しつこい電話がかかってくるのが嫌なので、できればメールアドレスだけで問い合わせたいのですが…。」
個人情報の提供に抵抗があるユーザーにとって、電話番号の入力が必須であることはデメリットに感じられるでしょう。不動産会社が電話番号を求めるのには、いくつかの理由があります。
<電話番号が必須である理由>
- 本人確認と信頼性の確保: いたずらやスパムの問い合わせを防ぎ、真剣に部屋を探している顧客であることを確認するためです。
- 迅速な対応: メールではやり取りに時間がかかる細かいニュアンスの確認や、内見の日程調整などをスピーディーに行うためです。
- 顧客管理: 社内の顧客管理システムに登録し、対応漏れを防ぐためです。
ユーザー側の「営業電話を受けたくない」という気持ちと、不動産会社側の「効率的に営業活動を行いたい」という意図がぶつかる点ですが、これも不動産業界の慣習的な側面が強いです。前述の通り、備考欄で連絡方法を指定することで、ある程度はコントロール可能です。
口コミからわかるLIFULL HOME’S(ライフルホームズ)のメリット3選
これまでの良い評判・悪い評判を踏まえて、LIFULL HOME’Sを利用する明確なメリットを3つに整理して解説します。これらのポイントが自分の物件探しのスタイルに合っているか、確認してみてください。
① 圧倒的な物件数で理想の部屋が見つかりやすい
LIFULL HOME’Sの最大のメリットは、やはり業界トップクラスを誇る圧倒的な物件情報量にあります。これは、単に数が多いというだけでなく、ユーザーの選択肢を最大化し、より良い暮らしを実現するための基盤となります。
多くの物件を比較検討できる環境は、以下のような利点をもたらします。
- 相場観の醸成: 同じエリアや条件で複数の物件を見ることで、「この家賃ならこのくらいの広さ・設備が妥当」という自分なりの相場観が身につきます。これにより、不当に高い物件を避け、コストパフォーマンスの良い物件を見抜く力が養われます。
- 潜在ニーズの発見: たくさんの物件を見ているうちに、「最初は考えていなかったけど、ウォークインクローゼットは便利そう」「南向きのバルコニーはやっぱり魅力的だ」など、自分でも気づいていなかった潜在的な希望やこだわりを発見できます。
- 納得感のある意思決定: 少ない選択肢の中から選ぶと、「もっと他に良い物件があったのではないか」という後悔が残りやすくなります。しかし、膨大な選択肢の中から吟味し、比較し尽くして選んだ一室であれば、「これだけ探して決めたのだから間違いない」という強い納得感を持って新生活をスタートできます。
LIFULL HOME’Sは、網羅性の高さによって、ユーザーが情報不足によって不利益を被るリスクを最小限に抑え、能動的で後悔のない物件選びを可能にするプラットフォームであると言えます。
② 地方や郊外の物件探しにも強い
都市部への人口集中が緩和され、テレワークの普及などにより地方や郊外での暮らしを選択する人が増えています。LIFULL HOME’Sは、こうした多様なニーズに応えられる全国規模のカバー率を誇ります。
大手不動産ポータルサイトの中には、首都圏や関西圏、主要都市の物件情報に強みを持つサービスもありますが、LIFULL HOME’Sはそれらのエリアに加えて、地方都市や郡部の物件も豊富に掲載しています。これは、全国に点在する地域密着型の不動産会社との提携ネットワークが強固であることの証です。
<地方・郊外での物件探しにおけるメリット>
- Uターン・Iターン移住: 都心にいながら、実家のある地方都市や憧れの田舎暮らしの物件情報を効率的に収集できます。オンライン内見機能と組み合わせることで、移住のハードルを大きく下げられます。
- 転勤・進学: 土地勘のない場所での部屋探しは不安がつきものですが、LIFULL HOME’Sなら幅広い選択肢の中から検討を始められます。「住まいインデックス」などの情報コンテンツを活用すれば、街の雰囲気も掴みやすく、安心して新天地での生活をスタートできます。
- 二拠点生活・週末移住: 都心と地方に拠点を持ちたいと考える人にとっても、LIFULL HOME’Sの網羅性は頼りになります。
画一的な暮らしだけでなく、一人ひとりの多様なライフステージや価値観に寄り添える対応力の高さが、LIFULL HOME’Sの大きなメリットの一つです。
③ 多彩な検索機能で効率的に探せる
物件数がいくら多くても、その中から目的の情報を探し出せなければ意味がありません。LIFULL HOME’Sは、ユーザーの「こんな部屋に住みたい」という漠然としたイメージを具体的な条件に落とし込み、膨大なデータの中から最適な候補を絞り込むための強力な検索エンジンを備えています。
「通勤時間で探す」機能は、ドアツードアの時間を重視する現代のライフスタイルにマッチしていますし、「地図から探す」機能は、周辺環境を含めた立地の重要性を理解しているユーザーにとって不可欠です。「ペット可」「楽器可」「DIY可」といったニッチなこだわり条件に対応できるのも、多様性を受け入れるプラットフォームならではの強みです。
これらの検索機能は、単なるフィルタリングツールではありません。
- 時間的コストの削減: 無関係な物件情報を延々と見続ける無駄な時間をなくし、条件に合う可能性の高い物件だけに集中できます。
- 見落としの防止: 自分で一つ一つ確認していては見落としてしまうような物件も、システムが自動で抽出してくれるため、機会損失を防ぎます。
- 条件の整理: 検索条件をいろいろと変えて試すことで、「どの条件を優先し、どの条件なら妥協できるか」という自分の中の優先順位が明確になります。
LIFULL HOME’Sの検索機能は、ユーザーの思考を整理し、意思決定をサポートするパートナーのような役割を果たします。この使い勝手の良さが、ストレスフリーで効率的な物件探しを実現しているのです。
口コミからわかるLIFULL HOME’S(ライフルホームズ)のデメリット2選
光があれば影もあるように、LIFULL HOME’Sにも利用する上で注意すべきデメリットが存在します。しかし、これらのデメリットは、その性質を正しく理解し、適切な対策を講じることで、影響を最小限に抑えることが可能です。
① おとり物件に注意が必要
悪い評判でも触れた通り、「おとり物件」の存在はLIFULL HOME’Sを利用する上での最大の注意点と言えます。問い合わせた物件が既に契約済みであった場合、ユーザーは時間と期待を裏切られることになり、大きなストレスを感じます。
ただし、重要なのは、これはLIFULL HOME’Sだけの問題ではなく、不動産情報ポータルサイトという仕組みが抱える構造的な課題であるという点です。物件情報は、個々の不動産会社が管理・更新しており、ポータルサイト側がリアルタイムで全ての情報の正確性を100%保証することは物理的に困難です。
このデメリットと上手に付き合っていくためには、ユーザー側にも一定の「情報リテラシー」が求められます。
<おとり物件を避けるための自衛策>
- 相場を調べる: 同じエリアの類似物件と比較して、家賃や初期費用が不自然に安すぎる物件は要注意です。LIFULL HOME’Sの家賃相場コンテンツなどを活用して、あらかじめ適正価格を把握しておきましょう。
- 掲載日を確認する: 何ヶ月も前から掲載され続けている物件は、既に契約済みか、何らかの問題を抱えている可能性があります。新着物件を中心にチェックするのがおすすめです。
- 物件写真を確認する: 写真が極端に少ない、画質が悪い、明らかにモデルルームの写真しか掲載されていない、といった物件も注意が必要です。
- 問い合わせ時の対応を見る: 電話やメールで物件の空き状況を確認した際に、返答が曖昧だったり、「とりあえず来店を」と執拗に促されたりする場合は、おとり物件である可能性を疑いましょう。
- 通報制度を活用する: 明らかにおとり物件だと判断した場合は、LIFULL HOME’Sの「情報提供フォーム」から通報しましょう。ユーザー一人ひとりの行動が、サイトの健全化に繋がります。
おとり物件のリスクをゼロにすることはできませんが、賢い消費者としてこれらのポイントを意識するだけで、遭遇する確率は大幅に減らせます。
② アプリの操作性に改善の余地がある
スマートフォンの利用が主流となる中で、アプリの使い勝手はサービスの評価を大きく左右します。LIFULL HOME’Sのアプリは高機能である一方、一部のユーザーからは「動作が重い」「UIが直感的でない」といった声が上がっています。
特に、大量の物件情報を一度に読み込む際や、地図機能とリスト表示を頻繁に切り替える際などに、動作の遅延を感じることがあるようです。これは、アプリが処理するデータ量の多さや、ユーザーの端末スペック、通信環境など、複数の要因が絡み合っています。
しかし、このデメリットも悲観的に捉える必要はありません。
- 継続的なアップデート: 株式会社LIFULLは、ユーザーからのフィードバックを基に、アプリのパフォーマンス改善やUI改修を継続的に行っています。今日の不満点が、明日のアップデートで解消される可能性は十分にあります。
- 代替手段の存在: アプリの動作にストレスを感じる場合は、スマートフォンのWebブラウザでLIFULL HOME’Sのサイトを開くという選択肢もあります。ブラウザ版はアプリとほぼ同等の機能を持ちながら、動作が比較的軽快な場合があります。
- 環境の見直し: 自宅のWi-Fiルーターを再起動する、スマートフォンの不要なキャッシュを削除するなど、自身の利用環境を見直すことで、動作が改善することもあります。
アプリの操作性は個人の感覚や利用環境に大きく依存するため、一概に「使いにくい」と断定することはできません。まずは一度自分で試してみて、もしストレスを感じるようであれば、上記のような対策や代替手段を検討するのが賢明なアプローチです。
LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)と人気賃貸サイトの比較
LIFULL HOME’Sの立ち位置をより明確にするために、他の人気賃貸サイトである「SUUMO(スーモ)」と「at home(アットホーム)」との違いを比較してみましょう。それぞれのサイトに強みや特徴があり、自分の目的に合わせて使い分けるのがおすすめです。
SUUMO(スーモ)との違い
SUUMOは、株式会社リクルートが運営する、LIFULL HOME’Sと並ぶ不動産情報サイトの最大手です。両者はしばしば比較対象となりますが、いくつかの点で違いが見られます。
比較項目 | LIFULL HOME’S(ライフルホームズ) | SUUMO(スーモ) |
---|---|---|
運営会社 | 株式会社LIFULL | 株式会社リクルート |
物件数 | 総掲載物件数No.1(産經メディックス調べ 2024年1月時点)を標榜。網羅性が高い。 | HOME’Sに匹敵する業界トップクラスの物件数。特に都市部の物件に強い印象。 |
検索機能 | 「通勤時間から探す」「地図から探す」など実用的な機能が充実。こだわり条件も豊富。 | 「なぞって探す」(地図を指でなぞってエリア指定)など、直感的でユニークな機能が特徴。 |
操作性・アプリ | 機能が豊富で情報量が多い。アプリは多機能だが、時に重さを感じる場合も。 | 親しみやすいキャラクターと、シンプルで直感的なUI/UXに定評がある。初心者でも使いやすい。 |
参照:株式会社LIFULL 公式サイト、株式会社リクルート 公式サイト、SUUMO公式サイト
運営会社
LIFULL HOME’Sを運営する株式会社LIFULLが社会課題解決を理念に掲げる一方、SUUMOを運営する株式会社リクルートは、人材、結婚、旅行など幅広いライフイベント領域で巨大なプラットフォームを築いています。この企業文化の違いが、サイトの雰囲気やコンテンツ作りにも反映されていると言えるかもしれません。
物件数
物件数に関しては、両者ともに業界トップを争っており、甲乙つけがたいのが実情です。調査機関や調査時期によっても順位は変動します。一般的に、LIFULL HOME’Sは全国的な網羅性、特に地方物件のカバー率に強みがあると言われる一方、SUUMOは首都圏をはじめとする都市部の物件情報に非常に強いと評価されています。
検索機能
どちらも高機能ですが、LIFULL HOME’Sは「通勤時間」や詳細な「こだわり条件」など、実用性や論理性を重視した機能が際立っています。対してSUUMOは、「なぞって探す」機能に代表されるように、ユーザーが楽しみながら直感的に操作できるような工夫が凝らされています。
操作性・アプリ
操作性においては、緑色のマリモのようなキャラクター「スーモ」を前面に出した、親しみやすくシンプルなデザインのSUUMOが初心者には分かりやすいという声が多いです。一方、LIFULL HOME’Sは情報量が多く、本格的に物件を比較検討したい中〜上級者向けの作りという見方もできます。
結論として、できるだけ多くの物件を網羅的に見たい、地方での物件も探したい、詳細な条件で絞り込みたい人はLIFULL HOME’Sが、都市部中心で、直感的な操作性や親しみやすさを重視する人はSUUMOが向いていると言えるかもしれません。もちろん、両方を併用するのが最も確実な方法です。
at home(アットホーム)との違い
at homeは、LIFULL HOME’SやSUUMOとは少し異なる特徴を持つ不動産情報ネットワークです。
比較項目 | LIFULL HOME’S(ライフルホームズ) | at home(アットホーム) |
---|---|---|
物件数 | 業界トップクラス。 | SUUMOやHOME’Sに次ぐ規模だが、at homeにしか掲載されていない物件も多い。 |
特徴 | ユーザーと不動産会社を繋ぐ「ポータルサイト」。幅広い不動産会社が掲載。 | 全国の不動産店が加盟する「不動産情報ネットワーク」。加盟店間の情報流通が強み。地域密着型で、掘り出し物物件が見つかりやすい。 |
参照:株式会社LIFULL 公式サイト、アットホーム株式会社 公式サイト
物件数
物件数そのものはLIFULL HOME’SやSUUMOに軍配が上がります。しかし、at homeの強みは数だけでは測れません。
特徴
at homeの最大の特徴は、そのビジネスモデルにあります。at homeは、全国の不動産会社が加盟するネットワーク組織としての側面が強く、加盟店同士が物件情報を共有するためのプラットフォーム(ATBB)を提供しています。そのため、at homeのサイトには、他のポータルサイトには掲載されていない、地域密着型の不動産会社が抱える独自の物件(いわゆる未公開物件や掘り出し物)が見つかる可能性があります。
LIFULL HOME’Sが「広く浅く」全国の情報を集めるデパートだとしたら、at homeは「狭く深く」特定のエリアに根差した専門店が集まる商店街のようなイメージです。特に、地元の不動産会社との繋がりを重視したい場合や、大手サイトで見つからなかったエリアで再度探してみたい場合には、at homeをチェックする価値は非常に高いでしょう。
LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)の利用がおすすめな人
これまでの特徴や比較を踏まえ、LIFULL HOME’Sの利用が特にどのような人におすすめできるのかを具体的にまとめました。
できるだけ多くの物件を比較検討したい人
「とにかく選択肢は多い方がいい」「妥協せずに、じっくり比較して決めたい」と考えている人にとって、LIFULL HOME’Sは最適なプラットフォームです。業界トップクラスの物件数は、あなたの理想の部屋に出会う確率を最も高めてくれます。 複数のサイトを巡回する手間を省き、一つの場所で効率的に情報を集めたい合理的な思考の人にもぴったりです。
地方や郊外で部屋探しをしている人
UターンやIターン、転勤、あるいは都心の喧騒を離れた暮らしを求めているなど、地方や郊外での物件探しを計画している人には、LIFULL HOME’Sが強く推奨されます。 全国を網羅する掲載ネットワークにより、都市部だけでなく、様々な地域の物件情報を見つけられます。他のサイトでは物件が少なかったエリアでも、LIFULL HOME’Sなら思わぬ掘り出し物が見つかるかもしれません。
こだわり条件で細かく絞り込みたい人
「ペットと暮らしたい」「楽器の演奏がしたい」「DIYで自分好みの部屋にしたい」「在宅ワークに適した書斎が欲しい」など、住まいに対するこだわりが強い人ほど、LIFULL HOME’Sの多彩な検索機能が役立ちます。 自分のライフスタイルに合わせたニッチな条件でも、諦めずに探せる環境が整っています。漠然とした希望を具体的な条件に落とし込み、効率的に理想の物件を絞り込みたい人におすすめです。
住みたい街の情報をリサーチしたい人
「家賃や間取りも大事だけど、それ以上にどんな街に住むかが重要」と考えている人にとって、LIFULL HOME’Sの情報コンテンツは非常に価値があります。「住まいインデックス」や「まちむすび」などを活用して、住みたい街の治安、利便性、住民の口コミなどを徹底的にリサーチしたい人には、うってつけのサービスです。物件というミクロな視点だけでなく、街というマクロな視点から、総合的に満足度の高い住まい選びができます。
LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)を使った物件契約までの6ステップ
LIFULL HOME’Sは物件探しの強力なツールですが、サイトの利用は契約までの道のりの第一歩に過ぎません。ここでは、LIFULL HOME’Sを使って物件を探し始めてから、実際に契約を結ぶまでの一般的な流れを6つのステップに分けて解説します。
① STEP1:物件を探す
まずはLIFULL HOME’Sのサイトやアプリで、希望の物件を探します。
- エリアの指定: 住みたい沿線・駅や市区町村を指定します。
- 基本条件の入力: 家賃の上限、間取り、駅からの徒歩分数など、譲れない基本条件を入力します。
- こだわり条件の追加: 「バス・トイレ別」「オートロック」「2階以上」「ペット相談可」など、自分のライフスタイルに合わせたこだわり条件を追加して絞り込みます。
- 物件の比較検討: 検索結果で表示された物件のリストを比較します。写真や間取り図、設備情報をじっくり確認し、気になる物件をいくつかピックアップして「お気に入り」に登録しておきましょう。
② STEP2:不動産会社に問い合わせる
気になる物件が見つかったら、その物件を取り扱っている不動産会社に問い合わせます。
- 問い合わせフォームの入力: LIFULL HOME’Sの物件詳細ページにある「空室状況などを問い合わせる(無料)」といったボタンから、問い合わせフォームに進みます。氏名、メールアドレス、電話番号などの必須項目を入力します。
- 備考欄の活用: 見学希望日時や、連絡を希望する時間帯、その他質問事項などがあれば、備考欄に具体的に記載します。「連絡はメールでお願いします」と一言添えるだけでも、その後のやり取りがスムーズになります。
- 不動産会社からの連絡を待つ: 問い合わせ後、通常1〜3営業日以内に不動産会社からメールまたは電話で連絡が来ます。ここで、物件の空き状況の最終確認や、内見の日程調整を行います。
③ STEP3:物件を内見する
不動産会社と調整した日時に、実際に物件を見学します。内見は、オンラインまたは現地で行います。
- チェックリストの準備: 事前に確認したい項目(日当たり、収納の広さ、コンセントの位置、水回りの状態、騒音など)をリストアップしておくと、確認漏れを防げます。
- 現地での確認: メジャーを持参して、洗濯機置き場や冷蔵庫置き場、家具を置きたい場所のサイズを測っておくと、入居後の失敗がありません。窓を開けてみて、外の音や風通しを確認することも重要です。
- 周辺環境の確認: 内見の前後には、物件から最寄り駅まで実際に歩いてみたり、スーパーやコンビニ、公園などの周辺施設をチェックしたりしましょう。昼と夜で雰囲気が変わることもあるため、時間を変えて訪れるのもおすすめです。
④ STEP4:入居を申し込む
内見して物件が気に入ったら、不動産会社に入居の意思を伝えて申し込み手続きを行います。
- 申込書の提出: 不動産会社が用意する入居申込書に、氏名、住所、勤務先、年収、連帯保証人の情報などを記入します。
- 必要書類の提出: 本人確認書類(運転免許証、健康保険証など)のコピーや、収入証明書類(源泉徴収票、確定申告書など)の提出を求められるのが一般的です。
- 申込金の支払い: 物件を確保するために、「申込金(預かり金)」として家賃1ヶ月分程度を支払う場合があります。このお金は、契約に至れば初期費用の一部に充当され、審査に落ちた場合は返還されるのが通常ですが、自己都合でキャンセルした場合は返還されないこともあるため、事前に確認が必要です。
⑤ STEP5:入居審査を受ける
提出した申込書や書類を基に、大家さん(貸主)と保証会社が入居審査を行います。
- 審査内容: 審査では、主に「家賃の支払い能力があるか」「トラブルを起こす可能性がないか」といった点がチェックされます。年収が家賃に見合っているか、過去に家賃滞納歴がないか、などが重視されます。
- 審査期間: 審査にかかる期間は、通常3日〜1週間程度です。この間、本人や勤務先、連帯保証人に確認の電話が入ることがあります。
- 審査結果の連絡: 不動産会社を通じて、審査の承認または否決の連絡が来ます。
⑥ STEP6:賃貸借契約を結ぶ
審査に無事通過したら、最終ステップである賃貸借契約を結びます。
- 重要事項説明: 契約に先立ち、宅地建物取引士から「重要事項説明」を受けます。物件の設備や契約内容に関する非常に重要な説明なので、不明点があればその場で必ず質問しましょう。
- 契約書類への署名・捺印: 賃貸借契約書の内容をよく確認し、署名・捺印します。
- 初期費用の支払い: 敷金、礼金、仲介手数料、前家賃、火災保険料などの初期費用を、指定された期日までに支払います。
- 鍵の受け取り: 入居日当日に、不動産会社で鍵を受け取ります。これで、いよいよ新生活のスタートです。
LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)に関するよくある質問
最後に、LIFULL HOME’Sの利用にあたって多くの人が抱く疑問について、Q&A形式で回答します。
おとり物件とは何ですか?
おとり物件とは、①実際には存在しない架空の物件、②存在するが、実際には取引の対象とならない(契約済みなど)物件を指します。顧客を店舗に呼び込むための「客寄せ」として使われる悪質な広告手法の一つです。これは宅地建物取引業法で禁止されている違法行為です。LIFULL HOME’Sでは、こうした物件を排除するための対策を講じていますが、ユーザー側でもある程度の注意が必要です。
おとり物件を避ける方法はありますか?
完全に避けることは難しいですが、遭遇するリスクを減らす方法はあります。
- 相場より著しく条件が良い物件は疑う
- 掲載日が古い物件は問い合わせ前に空き状況を確認する
- 物件写真が不自然でないかチェックする
- 問い合わせへの不動産会社の対応を注意深く見る
- もしおとり物件だと思ったら、LIFULL HOME’Sの通報機能を利用する
これらの点を意識するだけでも、無駄な時間や労力を費やすリスクを大幅に軽減できます。
仲介手数料はかかりますか?
LIFULL HOME’Sのサイトやアプリの利用自体は完全に無料です。物件探しや問い合わせの段階で、LIFULL HOME’Sから料金を請求されることは一切ありません。
ただし、物件の契約が成立した際には、その物件を仲介した不動産会社に対して「仲介手数料」を支払う必要があります。 仲介手数料の上限は、法律で「家賃の1ヶ月分+消費税」と定められています。これはLIFULL HOME’Sを使わずに直接不動産会社を訪れた場合でも同様に発生する費用です。
大家さんと直接契約できますか?
LIFULL HOME’Sに掲載されている物件のほとんどは、不動産会社が大家さんとの間に入って仲介する「仲介物件」です。そのため、基本的には不動産会社を通して契約を結ぶことになります。
ただし、ごく稀に大家さん自身が物件を掲載している「貸主物件」も存在します。これらの物件であれば、大家さんと直接契約を結ぶことができ、仲介手数料はかかりません。LIFULL HOME’Sの検索条件で「取引態様」を「貸主」に指定して探すことで、こうした物件を見つけられる可能性がありますが、物件数は非常に少ないのが現状です。
退会方法は?
LIFULL HOME’Sの会員登録を解除(退会)したい場合は、以下の手順で行えます。
- LIFULL HOME’Sにログインする。
- サイト上部のメニューから「マイページ」や「各種設定」といった項目を選択する。
- 会員情報の設定ページ内にある「退会手続き」や「LIFULL IDの削除」といったリンクから手続きを進める。
手続きが完了すると、保存した検索条件やお気に入り物件などの情報がすべて削除されますのでご注意ください。詳しい手順は、LIFULL HOME’Sのヘルプページで確認することをおすすめします。
CMに出演している女優は誰ですか?
LIFULL HOME’SのテレビCMは、親しみやすいキャラクターとキャッチーな音楽で知られています。2024年時点では、CMには女優の川口春奈(かわぐち はるな)さんが出演されています。CMキャラクターの「ホームズくん」とのコミカルな掛け合いが印象的です。
※CMの出演者は変更される可能性があるため、最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
まとめ
本記事では、LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)の評判や特徴、メリット・デメリットについて、多角的に詳しく解説しました。
最後に、記事の要点をまとめます。
- LIFULL HOME’Sは、株式会社LIFULLが運営する日本最大級の不動産・住宅情報ポータルサイトである。
- 最大の強みは「総掲載物件数No.1」を誇る圧倒的な情報量で、特に地方や郊外の物件カバー率も高い。
- 「通勤時間で探す」など、ユーザーのニーズに合わせた多彩で高機能な検索機能により、効率的な物件探しが可能。
- 良い評判としては「物件が多くて比較しやすい」「地方の物件も見つかる」「検索が便利」といった声が多い。
- 悪い評判としては、ポータルサイト共通の課題である「おとり物件」の存在や、アプリの動作に関する指摘が見られる。
- SUUMOが「直感的な操作性と都市部の強さ」、at homeが「地域密着と掘り出し物」を特徴とするのに対し、LIFULL HOME’Sは「全国的な網羅性と詳細な検索機能」に強みがある。
LIFULL HOME’Sは、おとり物件などの注意点も存在しますが、その特性を理解し、豊富な情報量と優れた検索機能を賢く活用すれば、これ以上なく頼りになる物件探しのパートナーとなります。
できるだけ多くの選択肢の中から、自分のこだわりを追求し、納得のいく部屋を見つけたい——。そう考えるすべての人にとって、LIFULL HOME’Sは利用する価値のある優れたサービスです。 この記事が、あなたの理想の住まい探しの第一歩となれば幸いです。