いい部屋ネットの評判は?口コミからわかるメリット・デメリットを解説

いい部屋ネットの評判は?、口コミからわかるメリット・デメリットを解説

新しい生活のスタート地点となる部屋探しは、期待に胸が膨らむ一方で、どの不動産情報サイトを使えば良いのか、本当に信頼できるのかといった不安もつきものです。数ある賃貸情報サイトの中でも、テレビCMなどでおなじみの「いい部屋ネット」は、多くの人が一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

この記事では、いい部屋ネットの利用を検討している方に向けて、その評判や口コミを徹底的に分析します。大東建託グループが運営するという特徴から生まれるメリット・デメリット、仲介手数料や初期費用の実態、さらには他の人気サイトとの比較まで、網羅的に解説していきます。この記事を読めば、いい部屋ネットが自分に合ったサービスなのかを客観的に判断し、納得のいく部屋探しを始めるための知識が身につくでしょう。

いい部屋ネットとは?

まずはじめに、「いい部屋ネット」がどのようなサービスなのか、その基本的な概要と特徴を理解しておきましょう。運営会社の背景を知ることは、サービスの信頼性や物件の傾向を把握する上で非常に重要です。

大東建託グループが運営する賃貸情報サイト

「いい部屋ネット」は、賃貸住宅建設・管理戸数で業界トップクラスの実績を誇る大東建託株式会社を中心とした大東建託グループによって運営されています。具体的には、グループ会社である大東建託リーシング株式会社が、全国に展開する「いい部屋ネット」の店舗運営と、ウェブサイト・アプリの管理を行っています。

この運営背景が、いい部屋ネットの最大の特徴を形作っています。つまり、自社グループで設計・施工・管理まで一貫して手掛ける質の高い賃貸住宅を、豊富に取り扱っている点です。もちろん、大東建託グループが管理する物件だけでなく、他の不動産会社が管理する物件も掲載されており、幅広い選択肢の中から部屋探しができます。

サービス形態としては、以下の2つの側面を持っています。

  1. 賃貸情報ポータルサイトとしての一面: SUUMOやHOME’Sのように、様々な不動産会社が管理する物件情報を集約して掲載しています。これにより、ユーザーはエリアや条件を指定して、多様な物件を横断的に検索できます。
  2. 不動産仲介会社としての一面: 全国に「いい部屋ネット」の直営店を展開しており、サイトで見つけた物件の問い合わせや内見、契約手続きなどを直接サポートします。この直営店では、主に大東建託グループの物件を取り扱いますが、他社管理物件の紹介も可能です。

このように、「物件を建てる会社(大東建託)」と「入居者を探す会社(大東建託リーシング)」が密接に連携していることが、物件の品質管理や入居者へのスピーディーな情報提供を可能にしているのです。

いい部屋ネットの基本情報

サービス概要をより具体的に把握するために、基本的な情報を以下の表にまとめました。これらの情報を基に、他のサービスと比較検討する際の参考にしてください。

項目 内容
運営会社 大東建託リーシング株式会社(大東建託グループ)
主な取扱物件 大東建託グループの管理物件、および提携不動産会社の管理物件
物件種別 アパート、マンション、一戸建てなどの居住用賃貸物件
対応エリア 全国
店舗数 全国に直営店を展開(参照:大東建託リーシング株式会社 公式サイト)
特徴 ・自社グループ管理の高品質な物件が豊富
・新築、築浅物件の割合が高い
・オンラインでの接客、内見、契約手続きに対応
・使いやすい専用アプリを提供
・お得なキャンペーンの実施
仲介手数料 原則として家賃の1ヶ月分 + 消費税(店舗により異なる場合あり)

このように、いい部屋ネットは単なる情報サイトではなく、物件の供給から仲介、管理までを一貫して手掛けるグループの強みを活かしたサービスであることがわかります。特に、品質にこだわりたい人や、最新の設備が整った部屋に住みたい人にとって、魅力的な選択肢となり得るでしょう。次の章では、実際に利用したユーザーの生の声である「評判・口コミ」を詳しく見ていきます。

いい部屋ネットの評判・口コミまとめ

賃貸サイトを選ぶ上で、最も気になるのが実際に利用した人々の評価です。ここでは、インターネット上やSNSなどで見られる「いい部屋ネット」に関する評判・口コミを、「良い評判」と「悪い・やばいと言われる評判」に分けて整理し、その背景を深掘りします。

良い評判・口コミ

まずは、ポジティブな評価から見ていきましょう。利用者がどのような点に満足しているのかを知ることで、いい部屋ネットの強みが具体的に見えてきます。

物件の質が高い

最も多く見られる良い評判の一つが、「物件の質が高い」という点です。これは、運営母体である大東建託が供給する物件の品質に起因しています。

  • 「新築や築浅の物件が多くてきれいだった」: いい部屋ネットでは、大東建託が次々と建設する新しい物件が優先的に掲載される傾向にあります。そのため、他のサイトに比べて新築や築浅の物件を見つけやすいと感じるユーザーが多いようです。最新の設備やデザインを取り入れた部屋は、快適な新生活を求める人にとって大きな魅力です。
  • 「防音性や耐震性がしっかりしている印象」: 大東建託の物件は、独自の技術開発により、遮音性や耐震性に配慮した設計がなされています。特にアパートで気になる上下階や隣室の生活音について、「以前住んでいたアパートより静かで快適」といった声が聞かれます。これは、入居後の満足度に直結する重要なポイントです。
  • 「セキュリティ設備が充実していて安心」: オートロックやモニター付きインターホン、防犯カメラといったセキュリティ設備が標準で備わっている物件が多いことも、特に女性やファミリー層から高く評価されています。

具体例として、初めて一人暮らしをする20代の女性が部屋探しをするケースを考えてみましょう。彼女はセキュリティ面を最重要視しており、オートロックと2階以上の部屋を希望しています。いい部屋ネットで検索したところ、希望エリアに条件を満たす築3年のアパートが複数見つかりました。内見に行くと、エントランスのオートロックに加え、各戸の玄関も防犯性の高いディンプルキーが採用されており、安心して暮らせそうだと感じ、契約を決めた、といったシナリオが考えられます。

アプリが使いやすく便利

専用アプリの機能性と操作性の高さも、多くのユーザーから支持されています。スマートフォンでの部屋探しが主流となる中、ストレスなく使えるアプリの存在は大きなアドバンテージです。

  • 「地図から直感的に探せるのが良い」: アプリの地図検索機能を使えば、希望するエリアのどのあたりに物件が分布しているかを視覚的に把握できます。通勤・通学先の最寄り駅や、よく利用するスーパーマーケットなど、生活の拠点となる場所との位置関係を確認しながら探せるため、土地勘のない場所での部屋探しでも非常に便利です。
  • 「通勤・通学時間から検索できる機能が便利」: 「〇〇駅から電車で30分以内」といった条件で検索できる機能は、多くの賃貸サイトに搭載されていますが、いい部屋ネットのアプリは動作が軽快で、絞り込み結果が素早く表示されると評価されています。
  • 「AR機能で家具の配置をシミュレーションできた」: 一部の物件では、スマートフォンのカメラを通して、実際の部屋に家具を配置したイメージをAR(拡張現実)で確認できる機能があります。「このソファは置けるか」「ベッドの向きはどうしようか」といった具体的な生活イメージを、内見前に掴めるのは画期的な機能と言えるでしょう。

これらの機能により、ユーザーは隙間時間を使って効率的に、かつ楽しく部屋探しを進めることができます。

スタッフの対応が親切だった

「担当者の対応」については、後述する悪い評判でも触れますが、「親切で丁寧な対応だった」というポジティブな口コミも数多く存在します。

  • 「こちらの希望を丁寧にヒアリングしてくれた」: 初めての部屋探しで何から手をつけて良いかわからない状態でも、スタッフが家賃の上限、希望の間取り、譲れない条件などを一つひとつ丁寧に聞き出し、最適な物件を提案してくれた、という経験談です。
  • 「物件のメリットだけでなくデメリットも正直に話してくれた」: 「この物件は日当たりは最高ですが、すぐ近くに幹線道路があるので、音に敏感な方には向かないかもしれません」というように、誠実な情報提供をしてくれるスタッフもいます。このような対応は、ユーザーの信頼を獲得し、入居後のミスマッチを防ぐ上で非常に重要です。
  • 「オンラインでの説明が分かりやすかった」: 遠方に住んでいるためオンラインで内見や契約説明を受けたユーザーが、画面越しでも対面と変わらない丁寧さで、専門用語などもかみ砕いて説明してくれたため、不安なく手続きを進められた、というケースです。

良い担当者に出会えるかどうかは運の要素もありますが、多くの店舗で質の高い接客が行われていることも事実です。

悪い・やばいと言われる評判・口コミ

一方で、ネガティブな評判や「やばい」といった強い言葉を使った口コミも散見されます。これらの評判が生まれる背景を理解し、対策を考えることが賢いサイト利用に繋がります。

担当者の対応に差がある・悪い

良い評判とは対照的に、「担当者の対応が悪かった」という不満の声は、どの不動産会社にも共通して見られる問題ですが、いい部屋ネットも例外ではありません。

  • 「知識が乏しく、質問に的確に答えられなかった」: 新人スタッフや経験の浅い担当者に当たってしまった場合、物件の詳細や周辺環境に関する質問にスムーズに答えられず、不安を感じることがあります。
  • 「希望していない条件の物件ばかり勧められた」: 営業ノルマなどを意識するあまり、こちらの希望を無視して、店舗が売りたい物件を強引に勧めてくるケースです。「家賃が予算オーバーの物件や、駅から遠い物件ばかり見せられた」といった不満に繋がります。
  • 「高圧的な態度で不快だった」: ユーザーを見下したような言動や、急かすような態度を取るスタッフに当たってしまうと、部屋探し自体が嫌になってしまいます。

このような担当者の質のばらつきは、全国に多数の店舗とスタッフを抱える大手企業ならではの課題とも言えます。もし担当者と合わないと感じた場合は、我慢せずに担当者の変更を申し出るか、別の店舗に相談してみるのが賢明です。

営業の連絡がしつこい

「問い合わせをしたら、電話やメールがひっきりなしに来るようになった」という、営業連絡のしつこさに関する口コミも目立ちます。

これは、ユーザーからの問い合わせを「見込み客」としてシステムに登録し、自動的にフォローアップの連絡が入る仕組みになっていることや、担当者が熱心にアプローチしようとすることが原因と考えられます。特に、複数の物件に同時に問い合わせをすると、それぞれの担当者から連絡が来てしまい、対応に追われることになります。

この問題への対策としては、

  • 問い合わせ時に、連絡方法を「メールのみ希望」と明記する。
  • ある程度候補が絞れてから問い合わせをする。
  • もし連絡が不要になった場合は、その旨をはっきりと伝える。

といった方法が有効です。明確な意思表示をすることが、不要な連絡を減らすための鍵となります。

初期費用や仲介手数料が高いと感じる

「初期費用や仲介手数料が高い」という声も、しばしば聞かれます。

  • 仲介手数料: いい部屋ネットの直営店では、原則として法律で定められた上限である「家賃の1ヶ月分 + 消費税」が仲介手数料としてかかります。近年は仲介手数料無料や半額を謳う不動産会社も増えているため、それらと比較すると割高に感じられるかもしれません。
  • 大東建託物件特有の費用: 大東建託の物件では、敷金・礼金がゼロの代わりに、契約時に「定額クリーニング費」を前払いするケースや、独自の保証会社への加入が必須で、その保証料がかかる場合があります。また、2年ごとの更新時には更新料とは別に「更新事務手数料」が発生することもあります。

これらの費用は契約前に必ず説明されますが、トータルで見たときに「思ったより高かった」と感じるユーザーがいるようです。費用については、内訳を細かく確認し、不明な点は契約前に必ず質問することが重要です。

これらの評判・口コミから、いい部屋ネットは「質の高い自社物件」と「便利なアプリ」という明確な強みを持つ一方で、「接客の質」や「営業スタイル」「費用体系」といった点では、利用者の感じ方によって評価が分かれるサービスであると言えるでしょう。

口コミからわかるいい部屋ネットのメリット5選

前章で触れた評判・口コミの内容をさらに深掘りし、いい部屋ネットを利用する具体的なメリットを5つのポイントに整理して解説します。これらのメリットを理解することで、なぜ多くの人に選ばれているのか、その理由がより明確になります。

① 大東建託が管理する質の高い物件が豊富

最大のメリットは、やはり運営母体である大東建託グループが供給・管理する、質の高い物件にアクセスしやすい点です。 これは他のポータルサイトにはない、いい部屋ネットならではの強みと言えます。

具体的には、以下のような特徴を持つ物件が多く見られます。

  • 耐震・耐久性への配慮: 大東建託では、国の定める耐震基準を上回る独自の基準を設けている場合があります。また、高耐久の部材を使用することで、長期にわたって安心して暮らせる住まいを提供しています。万が一の災害に備えたいと考える人にとって、これは非常に重要なポイントです。
  • 高い遮音性能: アパートやマンションで最もトラブルになりやすいのが騒音問題です。大東建託の物件では、床に高遮音床システム「SHIDDAS(シャイダス)」などを採用し、上階からの衝撃音を大幅に軽減する工夫がなされていることがあります。子育て世帯や、音に敏感な人にとって、この性能は大きな付加価値となります。
  • 充実した設備: 追い焚き機能付きバス、浴室乾燥機、システムキッチン、独立洗面台、ウォークインクローゼットなど、現代のライフスタイルに合った人気の設備が標準装備されている物件が豊富です。特に新築や築浅の物件では、インターネット使用料無料の物件も増えており、通信費を節約したい人には魅力的です。
  • 統一されたデザインとブランド: 「DK SELECT」といった賃貸住宅商品ブランドを展開し、デザイン性や機能性に優れた物件を供給しています。外観から内装まで、洗練された統一感のある住まいは、住む人の満足感を高めてくれます。

これらの高品質な物件は、当然ながら自社グループの「いい部屋ネット」で優先的に、かつ最も多くの情報量とともに公開されます。 品質を重視して部屋を選びたい人にとって、この点は他のどのサイトにも代えがたい大きなメリットです。

② 物件掲載数が多く希望の部屋を見つけやすい

いい部屋ネットは、大東建託グループの物件だけを扱っているわけではありません。全国の提携不動産会社が管理する物件も数多く掲載しており、サイト全体の物件掲載数は非常に豊富です。

これにより、ユーザーは以下のような恩恵を受けられます。

  • 幅広い選択肢: 特定のブランドに固執せず、「駅からの距離」「家賃」「間取り」といった条件で広く探したい場合でも、十分な数の候補から比較検討できます。大東建託の物件と他社の物件を同じプラットフォーム上で比較できるため、それぞれの長所・短所を把握しやすいのも利点です。
  • 多様なニーズへの対応: 単身者向けワンルームから、ファミリー向けの大規模マンション、さらにはペット可物件や楽器相談可物件、DIY可能な物件など、多様化するライフスタイルに対応した物件も多数掲載されています。こだわりの条件が多い人でも、希望に合う部屋が見つかる可能性が高まります。

つまり、「大東建託の物件」という得意分野を持ちつつも、総合的なポータルサイトとしての機能も十分に備えているため、様々なユーザーにとって使い勝手の良いプラットフォームとなっています。

③ 来店不要でオンラインで手続きが完結する

近年、不動産業界でもDX(デジタルトランスフォーメーション)が進んでいますが、いい部屋ネットはこの分野で先進的なサービスを提供しています。物件探しから契約まで、一連の手続きをオンラインで完結させることが可能です。

  • WEB接客(オンライン相談): 店舗に足を運ぶ時間がない、遠方に住んでいるといった場合でも、パソコンやスマートフォンを使って、店舗スタッフとビデオ通話で相談ができます。希望条件を伝えれば、画面共有機能などを使って物件資料を見ながら、対面と変わらないクオリティで提案を受けられます。
  • オンライン内見: スタッフが現地からスマートフォンのビデオ通話などで物件の様子を生中継してくれます。部屋の隅々まで見せてもらえるのはもちろん、「コンセントの位置を確認したい」「窓からの眺めを見せてほしい」といったリクエストにもリアルタイムで応えてくれます。
  • IT重説(重要事項説明): これまで対面が義務付けられていた契約前の重要事項説明も、オンラインで受けることが可能です。宅地建物取引士からテレビ会議システムなどを通じて説明を受け、契約内容を理解した上で手続きを進められます。
  • 郵送での契約: 契約書類は郵送でやり取りできるため、契約のためだけに店舗へ行く必要がありません。

これらのサービスを活用することで、時間や場所の制約を受けずに、スムーズかつ効率的に部屋探しを進めることができます。 特に、転勤や進学で遠方へ引っ越す人や、仕事で多忙な人にとっては、計り知れないメリットと言えるでしょう。

④ 専用アプリの機能性が高く使いやすい

前章でも触れましたが、専用アプリの完成度の高さは、いい部屋ネットの大きな魅力の一つです。 多くのユーザーがスマートフォンで物件を探す現代において、ストレスフリーな操作性は非常に重要です。

  • 直感的なインターフェース: 誰でも迷わず使えるように設計されており、検索条件の設定や物件情報の閲覧がスムーズに行えます。
  • 多彩な検索機能: 「地図から探す」「沿線・駅から探す」「通勤・通学時間から探す」といった基本的な検索はもちろん、「こだわり条件」では「バス・トイレ別」「独立洗面台」「オートロック」など、50項目以上の詳細な条件設定が可能です。
  • お気に入り・閲覧履歴機能: 気になった物件をお気に入り登録しておけば、後からじっくり比較検討できます。一度見た物件は閲覧履歴に残るため、「さっき見たあの物件、どこだっけ?」と探す手間もありません。
  • ARお試し配置機能: 対応物件は限られますが、自分の持っている家具が部屋に収まるかどうかをARでシミュレーションできる機能は、入居後の生活を具体的にイメージするのに役立ちます。

これらの機能が凝縮されたアプリがあることで、ユーザーはいつでもどこでも、快適に理想の部屋探しを続けることができます。

⑤ お得なキャンペーンを実施していることがある

いい部屋ネットでは、新規契約者を対象としたお得なキャンペーンを不定期で実施しています。これらのキャンペーンをうまく活用することで、初期費用を大幅に抑えることが可能です。

過去に実施されたキャンペーンの例としては、以下のようなものがあります。

  • フリーレントキャンペーン: 入居後、一定期間(例:1ヶ月分)の家賃が無料になります。
  • 敷金・礼金ゼロキャンペーン: 通常は家賃の1〜2ヶ月分かかる敷金や礼金が不要になります。
  • 家賃割引キャンペーン: 契約から一定期間、家賃が数千円割引されます。
  • プレゼントキャンペーン: 新生活に役立つ家電などが当たる抽選キャンペーンなど。

これらのキャンペーンは、特定の物件や期間に限定されることがほとんどですが、タイミングが合えば非常にお得です。部屋探しを始める際には、まず公式サイトのキャンペーン情報をチェックすることを習慣にすると良いでしょう。

口コミからわかるいい部屋ネットのデメリット3選

メリットだけでなく、デメリットや注意点もしっかりと把握しておくことが、後悔のない部屋探しには不可欠です。口コミから見えてくる、いい部屋ネットの主なデメリットを3つ解説します。

① 担当者の対応に当たり外れがある

これは「悪い評判」でも触れた、最も多くのユーザーが指摘するデメリットです。全国に多数の店舗と営業スタッフを抱える大手企業であるため、どうしてもスタッフ個々のスキルや経験、人柄にばらつきが生じてしまいます。

  • 知識・経験の差: 不動産の知識が豊富で、地域の情報にも精通しているベテランスタッフがいる一方で、入社したばかりでマニュアル通りの対応しかできない新人スタッフもいます。後者に当たった場合、的確なアドバイスが得られず、不安を感じることがあります。
  • 営業スタイルの差: 顧客のペースに合わせてじっくりと提案してくれるスタッフもいれば、会社の営業目標達成を優先し、強引に契約を迫るようなスタイルのスタッフもいるかもしれません。後者の場合、「希望していない物件ばかり勧められる」「急かされているようで不快」といった不満に繋がります。
  • 相性の問題: スタッフに悪気はなくても、話し方や価値観が自分とは合わない、というケースも考えられます。部屋探しはプライベートな希望を伝える必要があるため、信頼関係を築ける相手かどうかも重要な要素です。

この「担当者ガチャ」とも言える問題への対策としては、

  1. 自分の希望条件をできるだけ具体的に、かつ明確に伝えること。 これにより、担当者も的を絞った提案がしやすくなります。
  2. 少しでも「合わない」と感じたら、遠慮せずに担当者の変更を申し出ること。 もしくは、その店舗に見切りをつけて、別の店舗や他の不動産会社に相談することも一つの手です。
  3. セカンドオピニオンを持つこと。 いい部屋ネットだけでなく、他の賃貸サイトや地元の不動産屋にも相談し、多角的な情報を得ることで、一人の担当者の意見に流されにくくなります。

担当者はあくまで部屋探しのパートナーです。主導権は自分にあるという意識を持って、主体的に関わることが大切です。

② 地方の物件は比較的少ない傾向にある

いい部屋ネットの強みである大東建託の物件は、主に人口が多い都市部やその郊外、大学や工場の周辺などに集中して建設される傾向があります。そのため、人口の少ない地方や、いわゆる「田舎」と呼ばれるエリアでは、掲載されている物件数が他の大手ポータルサイトに比べて少ない場合があります。

例えば、首都圏や関西圏、中京圏などの大都市圏では豊富な物件の中から選べますが、山間部や離島などで部屋を探そうとすると、いい部屋ネット上ではほとんど、あるいは全くヒットしないということも考えられます。

このデメリットへの対策はシンプルです。地方での部屋探しをする際は、いい部屋ネットだけに絞らず、SUUMOやHOME’Sといった網羅性の高いポータルサイトや、その地域に根差した地元の不動産会社のウェブサイトを併用することをお勧めします。地域密着型の不動産会社は、大手サイトには掲載されていない掘り出し物の物件情報を持っていることも少なくありません。それぞれのサイトの強みを理解し、組み合わせて利用することで、選択肢を最大限に広げることができます。

③ 仲介手数料がかかる

前述の通り、いい部屋ネットの直営店を利用して契約する場合、原則として「家賃の1ヶ月分 + 消費税」の仲介手数料が発生します。

これは宅地建物取引業法で定められた上限額であり、違法な金額ではありません。多くの不動産会社がこの料金体系を採用しているため、業界のスタンダードとも言えます。しかし、近年では競争激化から「仲介手数料無料」や「半額」を掲げる不動産会社も登場しています。

  • なぜ手数料がかかるのか?: 仲介手数料は、物件の紹介、内見の手配、契約条件の交渉、契約書類の作成といった、一連の仲介業務に対する成功報酬です。質の高いサービスを提供するための人件費や店舗運営費などを賄うために必要な費用と考えることができます。
  • 手数料無料の会社の仕組みは?: 仲介手数料が無料の会社は、入居者からではなく、物件のオーナー(貸主)から広告料(AD)などの名目で報酬を得ることで成り立っています。そのため、オーナーが広告料を支払う特定の物件しか紹介されない、といったケースもあります。

仲介手数料の有無だけで不動産会社を選ぶのは早計です。 手数料が高くても、質の高い物件を豊富に紹介してくれ、丁寧なサポートを受けられるのであれば、その価値は十分にあると言えます。一方で、少しでも初期費用を抑えたい場合は、手数料が安い会社も選択肢に入れると良いでしょう。重要なのは、なぜその料金なのかを理解し、自分が受けるサービス内容と照らし合わせて、納得できるかどうかで判断することです。

いい部屋ネットの仲介手数料と初期費用

部屋を借りる際に最も気になるのがお金の問題です。ここでは、いい部屋ネットを利用する際にかかる「仲介手数料」と、契約時に必要となる「初期費用」について、その内訳と相場を詳しく解説します。

仲介手数料はいくら?

いい部屋ネットの直営店における仲介手数料は、原則として「賃料の1ヶ月分 + 消費税」です。これは、宅地建物取引業法で定められている、不動産会社が受け取れる報酬の上限額です。

例えば、家賃が8万円の物件を契約した場合、仲介手数料は以下のようになります。

80,000円(家賃1ヶ月分) + 8,000円(消費税10%) = 88,000円

この金額が、契約時に初期費用の一部として請求されます。

ただし、注意点がいくつかあります。

  • 提携店の場合: いい部屋ネットのサイトに掲載されている物件でも、問い合わせ先が「提携店」(大東建託リーシング以外の不動産会社)になっている場合があります。その場合は、その提携店の料金体系が適用されるため、仲介手数料が半額であったり、異なる設定であったりする可能性があります。
  • キャンペーンの適用: 前述の通り、キャンペーンによっては仲介手数料が割引または無料になる物件も存在します。
  • 交渉の余地: 不動産業界の閑散期(一般的に6月〜8月頃)や、長期間空室になっている物件などでは、交渉に応じてくれる可能性もゼロではありません。しかし、基本的には規定通りの金額がかかると考えておくのが無難です。

仲介手数料は、物件探しから契約までをサポートしてくれた不動産会社への対価です。その金額に見合うサービスを受けられたかを判断基準にすると良いでしょう。

初期費用の内訳と相場

賃貸契約時に支払う初期費用は、仲介手数料だけではありません。一般的に、家賃の4〜6ヶ月分が目安と言われています。家賃8万円の物件であれば、32万円〜48万円程度が必要になる計算です。

以下に、初期費用の主な内訳とそれぞれの内容、一般的な相場をまとめました。これはあくまで一例であり、物件や不動産会社によって項目や金額は異なりますので、必ず個別の見積もりで確認してください。

費用項目 内容 相場(家賃8万円の場合の例)
敷金 家賃滞納や退去時の原状回復費用に充てられる保証金。退去時に精算され、残金は返還される。 家賃の0〜2ヶ月分(0円〜160,000円)
礼金 物件のオーナー(大家さん)へのお礼として支払うお金。返還はされない。 家賃の0〜2ヶ月分(0円〜160,000円)
仲介手数料 不動産会社に支払う成功報酬。 家賃の1ヶ月分 + 消費税(88,000円)
前家賃 入居する月の家賃。月の途中で入居する場合は、翌月分の家賃を指すことが多い。 家賃の1ヶ月分(80,000円)
日割家賃 月の途中から入居する場合の、その月の家賃。入居日から月末までの日数で計算される。 日数により変動
火災保険料 火事や水漏れなどの損害に備えるための保険。加入が義務付けられていることがほとんど。 15,000円〜20,000円(2年契約)
鍵交換費用 前の入居者から鍵を交換するための費用。防犯上、必須とされることが多い。 15,000円〜25,000円
保証会社利用料 連帯保証人がいない場合や、必須の場合に利用する保証会社の費用。初回保証料として支払う。 家賃の50%〜100% または 定額(40,000円〜80,000円)
定額クリーニング費 大東建託の物件などで見られる費用。退去時のクリーニング代を契約時に前払いする。敷金の代わりとなることが多い。 間取りにより変動(例:30,000円〜)
その他 24時間サポート費用、消臭・消毒費用など、物件や会社独自の費用がかかる場合がある。 物件による

これらの費用は、契約前に必ず「見積書」や「請求書」として提示されます。 その際に、それぞれの項目が何のための費用なのか、納得できないものはないかをしっかりと確認しましょう。「消臭・消毒費用」など、任意で外せるオプションが含まれている場合もあります。不明な点があれば、遠慮なく担当者に質問し、すべての項目に納得した上で契約に進むことが、後のトラブルを防ぐために非常に重要です。

いい部屋ネットの利用がおすすめな人

これまで解説してきたメリット・デメリット、サービスの特徴を踏まえて、いい部屋ネットの利用が特にどのような人におすすめできるのかを、3つのタイプに分けて具体的に解説します。自分がどのタイプに当てはまるかを考えながら読んでみてください。

大東建託の物件に住みたい人

「建物の品質や設備にこだわりたい」「新しくてきれいな部屋に住みたい」と考えている人にとって、いい部屋ネットは最適な選択肢です。

前述の通り、いい部屋ネットは賃貸住宅供給戸数トップクラスの大東建託グループが運営しています。そのため、自社グループで建築した高品質な物件が、他のどのサイトよりも豊富に、かつ詳細な情報とともに掲載されています。

  • 品質への信頼: 耐震性や遮音性、耐久性に優れた物件が多く、入居後の安心感や快適性が高いと評価されています。特に、アパートの騒音問題に悩まされた経験がある人にとっては、高遮音床システムなどを採用した物件は非常に魅力的でしょう。
  • 最新設備の充実: 追い焚き機能、浴室乾燥機、無料インターネット、オートロックなど、現代のニーズに応える設備が整った物件が豊富です。暮らしの利便性を重視する人にはぴったりです。
  • 新築・築浅物件の多さ: 常に新しい物件が供給されるため、他のサイトでは埋まってしまっているような新築・築浅物件に出会える確率が高いです。誰も住んだことのない真新しい部屋で新生活をスタートさせたいという希望を叶えやすいプラットフォームです。

もしあなたが、家賃が相場より多少高くても、住まいの「質」を最優先したいのであれば、まず初めにいい部屋ネットをチェックすることをおすすめします。 「DK SELECT」などのブランド名を覚えておき、指名して探してみるのも良い方法です。

オンラインで部屋探しを完結させたい人

「仕事が忙しくて不動産屋に行く時間がない」「遠方に住んでいて、何度も現地に足を運べない」といった、時間や地理的な制約がある人にも、いい部屋ネットは強くおすすめできます。

いい部屋ネットは、業界の中でも特にオンラインでの手続きに力を入れています。

  • WEB接客: 自宅にいながら、店舗のスタッフと顔を見ながら相談ができます。
  • オンライン内見: スタッフが物件からライブ中継で部屋の様子を見せてくれます。
  • IT重説・郵送契約: 契約に関する重要な手続きも、来店不要で進めることが可能です。

この「オンライン完結システム」は、以下のような状況の人にとって大きな助けとなります。

  • 地方から都心へ、または都心から地方へ引っ越す人: 交通費や時間をかけて何度も現地を訪れる必要がなく、効率的に部屋を決められます。
  • シフト制の仕事や多忙なビジネスパーソン: 不動産会社の営業時間に合わせて休みを取るのが難しい場合でも、自分の都合の良い時間に相談や内見ができます。
  • 感染症対策などで、人との接触をできるだけ避けたい人: すべての手続きが非対面で完結するため、安心して部屋探しを進められます。

物理的な移動の負担を減らし、自分のペースで効率的に部屋探しを進めたい現代人にとって、いい部屋ネットのオンラインサービスは非常に価値の高いものと言えるでしょう。

豊富な物件の中から自分に合った部屋を選びたい人

「特定のブランドにこだわりはないけれど、とにかくたくさんの選択肢の中から、じっくり比較検討して決めたい」という人にも、いい部屋ネットは有効なツールです。

いい部屋ネットは、大東建託の物件という強力な軸足を待ちながらも、全国の提携不動産会社の物件も数多く掲載する、総合的な賃貸ポータルサイトとしての一面も持っています。

  • 幅広い価格帯と間取り: ハイグレードな物件だけでなく、リーズナブルな家賃の物件や、単身者向けからファミリー向けまで、多様な物件が掲載されています。
  • 多様な物件の比較: 大東建託の物件と、地元の工務店が建てた物件、他の大手ハウスメーカーの物件などを、同じサイト上で横並びで比較検討できます。これにより、それぞれの特徴やコストパフォーマンスを客観的に判断しやすくなります。
  • 優れた検索機能: 使いやすいアプリやウェブサイトの検索機能を活用すれば、膨大な物件情報の中から、自分の希望条件に合うものを効率的に絞り込むことが可能です。

「品質重視の大東建託物件」と「多様な提携店の物件」の両方を一度にチェックできるため、視野を狭めることなく、自分にとってのベストな一室を見つけ出せる可能性が高まります。まずは広く情報を集めたいという、部屋探しの初期段階で利用するのにも適しています。

いい部屋ネットをお得に利用するコツ

フリーレント、敷金・礼金0円、仲介手数料割引・無料、家賃支援

同じ物件を借りるなら、少しでもお得に契約したいと思うのが人情です。ここでは、いい部屋ネットを利用する際に、初期費用などのコストを抑えるための実践的なコツを2つ紹介します。

キャンペーン情報をチェックする

最も手軽で効果的な方法は、いい部屋ネットが実施しているキャンペーンを最大限に活用することです。これらのキャンペーンは、初期費用を大幅に削減できる絶好の機会です。

  • どこで確認するか?: キャンペーン情報は、いい部屋ネットの公式サイトやアプリのトップページにバナーなどで目立つように掲載されていることがほとんどです。「キャンペーン」「特集」といったメニューから探してみましょう。
  • どんなキャンペーンがあるか?:
    • フリーレント: 入居後の家賃が1〜2ヶ月無料になるもので、初期費用の負担を大きく軽減できます。
    • 敷金・礼金0円: 通常は家賃の数ヶ月分かかる敷金や礼金が不要になります。
    • 仲介手数料割引・無料: 不動産会社に支払う手数料が安くなります。
    • 家賃支援: 一定期間、家賃が数千円割引されるなど。
  • 注意点: キャンペーンには対象物件や期間が定められています。また、「フリーレント付きの物件は、短期解約すると違約金が発生する」といった条件が付いている場合もあります。お得な情報に飛びつくだけでなく、適用条件や注意事項もしっかりと読み込むことが重要です。

部屋探しを本格的に始める前に、まずは現在どのようなキャンペーンが実施されているかを確認する習慣をつけるだけで、思わぬ好条件の物件に出会えるかもしれません。

家賃や初期費用の交渉を試みる

日本の文化では少しハードルが高く感じられるかもしれませんが、賃貸物件の家賃や初期費用の一部は、交渉できる可能性があります。 もちろん、全ての物件で交渉が成功するわけではありませんが、試してみる価値は十分にあります。

  • 交渉しやすい項目・しにくい項目:
    • 交渉しやすい可能性のある項目:
      • 家賃: 数千円程度の値下げであれば、応じてもらえる可能性があります。特に、周辺の類似物件の相場より高い場合や、長期間空室の場合に交渉しやすいです。
      • 礼金: 大家さんへのお礼という性質上、交渉の余地がある項目です。「礼金を1ヶ月分から0.5ヶ月分に」といった交渉が考えられます。
      • フリーレント: 「最初の1ヶ月分の家賃を無料にしてもらえませんか?」という交渉は、初期費用の値下げ交渉として一般的です。
      • オプション費用: 見積もりに含まれている「消臭・消毒代」や「安心サポート」などが不要な場合は、外せないか確認してみましょう。
    • 交渉しにくい項目:
      • 敷金: 預り金という性質上、値下げは難しいです。
      • 仲介手数料: 不動産会社の利益に直結するため、原則として難しいですが、閑散期などでは応じてくれるケースも稀にあります。
      • 火災保険料・保証会社利用料: 外部の会社に支払う費用のため、不動産会社の一存では変更できません。
  • 交渉のタイミングと伝え方:
    • タイミング: 「この物件に決めたい」という強い意思を示した上で、入居申込をする直前がベストなタイミングです。「この条件さえクリアできれば、すぐに申し込みます」という姿勢が効果的です。
    • 伝え方: 高圧的な態度ではなく、「大変魅力的な物件なのですが、予算があと少しだけ厳しくて…。もし可能であれば、家賃を〇〇円にしていただけると大変ありがたいのですが、ご検討いただけないでしょうか?」といったように、丁寧かつ謙虚な姿勢でお願いすることが成功の鍵です。

特に、不動産業界の閑散期である6月〜8月や、新築で多数の部屋が同時に募集開始される場合などは、オーナー側も早く空室を埋めたいと考えているため、交渉が通りやすくなる傾向があります。ダメ元で構わないので、礼儀正しく相談してみることをお勧めします。

いい部屋ネットの利用の流れ【5ステップ】

物件を探す、問い合わせ・店舗へ来店予約、物件を内見する、入居を申し込む、賃貸借契約を結ぶ

実際にいい部屋ネットを使って部屋探しを始める場合、どのようなステップで進めていけば良いのでしょうか。ここでは、物件探しから契約完了までの一般的な流れを5つのステップに分けて解説します。

① 物件を探す

すべての始まりは、自分の希望に合う物件を見つけることからです。

  • 希望条件の整理: まず、自分の中で「譲れない条件」と「妥協できる条件」を整理しましょう。家賃の上限、住みたいエリア(駅や地名)、間取り、駅からの徒歩分数、必要な設備(バス・トイレ別、オートロックなど)をリストアップしておくと、検索がスムーズになります。
  • サイト・アプリでの検索: 整理した条件を、いい部屋ネットのウェブサイトやアプリの検索機能に入力して物件を探します。最初は条件を少し広めにして検索し、ヒットした物件を見ながら徐々に絞り込んでいくのがおすすめです。「地図検索」や「通勤時間検索」などを活用すると、より直感的に探せます。
  • 物件情報のチェック: 気になる物件が見つかったら、詳細ページをじっくり確認します。間取り図、室内写真、家賃や管理費、初期費用の概算、設備の有無、周辺環境などをチェックしましょう。特に写真は、部屋の明るさや清潔感、収納の広さなどをイメージする上で重要です。

② 問い合わせ・店舗へ来店予約

いくつかの候補物件が絞れたら、不動産会社にコンタクトを取ります。

  • 問い合わせ方法: 各物件の詳細ページにある「お問い合わせ」ボタンから、フォームに必要な情報を入力して送信します。この時、備考欄などに「内見希望日時」や「オンライン相談希望」といった具体的な要望、連絡のつきやすい時間帯、希望する連絡方法(電話 or メール)などを記載しておくと、その後のやり取りがスムーズになります。
  • 来店予約: 実際に店舗で相談したい場合は、サイトから直接来店予約をすることも可能です。事前に予約しておくことで、待たされることなく専門のスタッフに対応してもらえます。

問い合わせ後は、担当者からメールまたは電話で連絡が入ります。ここで、内見の日程調整や、来店して他の物件も紹介してもらうかなどの相談を行います。

③ 物件を内見する

内見は、物件の状態を自分の目で確かめる非常に重要なステップです。写真や間取り図だけではわからない点を徹底的にチェックしましょう。

  • 内見の種類:
    • 現地内見: 実際に物件を訪れて内見します。
    • オンライン内見: 遠方の場合など、スタッフがビデオ通話で現地から中継してくれます。
  • 内見時のチェックポイント:
    • 室内: 日当たり、風通し、壁や床の傷・汚れ、収納の広さ、コンセントの位置と数、水回りの状態(水圧、臭い、清潔さ)、携帯電話の電波状況。
    • 共用部: エントランス、廊下、ゴミ置き場などの清掃状況、駐輪場の有無。
    • 周辺環境: 最寄り駅までの実際の道のり、坂道の有無、夜道の明るさ、スーパーやコンビニまでの距離、周辺の騒音(線路や幹線道路、学校など)。
  • 持ち物: メジャー、スマートフォン(写真撮影や方位確認用)、チェックリストなどがあると便利です。内見時に感じた疑問点や懸念点は、その場で担当者にすべて質問し、解消しておきましょう。

④ 入居を申し込む

内見して「ここに住みたい!」と思える物件が見つかったら、入居の意思を伝え、「入居申込書」を提出します。

  • 申込書の記入: 氏名、住所、連絡先、勤務先、年収、勤続年数、同居人の情報、連帯保証人の情報などを記入します。情報は正確に記入しましょう。
  • 必要書類の提出: 一般的に、身分証明書(運転免許証や保険証など)のコピー、収入証明書(源泉徴収票や確定申告書など)のコピーが必要となります。事前に準備しておくとスムーズです。
  • 入居審査: 提出された申込書の内容と必要書類をもとに、管理会社や保証会社、大家さんが入居審査を行います。審査では、主に「家賃の支払い能力があるか」「トラブルを起こす可能性がないか」といった点がチェックされます。審査にかかる期間は、通常2日〜1週間程度です。

⑤ 賃貸借契約を結ぶ

無事に入居審査を通過したら、いよいよ最終ステップである賃貸借契約です。

  • 重要事項説明: 契約に先立ち、宅地建物取引士から物件や契約に関する重要な事柄について説明を受けます。これは「IT重説」としてオンラインで受けることも可能です。契約内容で最も重要な部分ですので、不明な点があれば納得できるまで質問しましょう。
  • 契約書類の署名・捺印: 重要事項説明の内容に同意したら、賃貸借契約書に署名・捺印します。契約書の内容は隅々まで目を通し、家賃、契約期間、禁止事項、退去時のルールなどをしっかり確認してください。
  • 初期費用の支払い: 請求書に基づき、指定された期日までに初期費用を振り込みます。
  • 鍵の受け取り: 入居日当日またはその前日に、不動産会社で鍵を受け取ります。これで、晴れて新生活のスタートです。

この一連の流れを理解しておくことで、今自分がどの段階にいるのかを把握し、計画的に部屋探しを進めることができます。

いい部屋ネットと他の人気賃貸サイトを比較

いい部屋ネットが自分に合っているか判断するためには、他の人気賃貸サイトとの違いを理解することも重要です。ここでは、代表的な賃貸サイトである「SUUMO」「HOME’S」「CHINTAI」といい部屋ネットを比較し、それぞれの特徴を解説します。

サイト名 運営会社 特徴・強み こんな人におすすめ
いい部屋ネット 大東建託リーシング 大東建託グループの高品質な物件が豊富。新築・築浅に強く、オンライン手続きも充実。メーカー系の強みを持つ。 建物の質や設備にこだわりたい人。オンラインで完結させたい人。
SUUMO(スーモ) 株式会社リクルート 業界No.1の圧倒的な物件掲載数。情報量が非常に多く、あらゆる条件の物件が見つかりやすい。総合ポータルサイトの王道。 とにかく多くの物件を比較したい人。地方やニッチなエリアで探す人。
HOME’S(ホームズ) 株式会社LIFULL SUUMOに次ぐ物件掲載数。「通勤時間検索」や「家賃相場」など、独自の便利な機能やデータが充実。情報の見せ方がうまい。 データや機能性を重視して効率よく探したい人。相場感を把握したい人。
CHINTAI(チンタイ) 株式会社CHINTAI 雑誌からの歴史があり、独自の特集記事やコンテンツが豊富。「Woman.CHINTAI」など、特定の層に向けたサービスも展開。 ライフスタイルやテーマから部屋探しを楽しみたい人。女性の一人暮らし。

SUUMO(スーモ)との違い

最大の違いは「物件の網羅性」と「専門性」です。
SUUMOは、リクルートが運営する日本最大級の不動産ポータルサイトであり、その強みは何と言っても圧倒的な物件掲載数にあります。全国津々浦々のあらゆる不動産会社が物件を掲載しているため、情報量は他の追随を許しません。地方の物件や、マニアックな条件の物件を探す際には、SUUMOは非常に頼りになります。

一方、いい部屋ネットは「大東建託の物件」という明確な強みを持っています。SUUMOにも大東建託の物件は掲載されていますが、最新の物件情報や詳細な情報は、本家であるいい部屋ネットの方が早く、そして多く掲載される傾向があります。

  • 使い分けのヒント: まずはSUUMOで広く浅く情報を集め、地域の相場観や物件の傾向を掴む。その上で、もし品質の高い物件に興味が湧いたら、いい部屋ネットで大東建託の物件を専門的に探してみる、という使い方が賢いでしょう。

HOME’S(ホームズ)との違い

HOME’Sとの違いは「データの活用と検索機能の多様性」にあります。
LIFULLが運営するHOME’Sも、SUUMOと並ぶ大手ポータルサイトです。物件数も非常に多いですが、特に「見える化」や「データ活用」に強みがあります。例えば、希望する地域の家賃相場を間取り別にグラフで示してくれたり、「洪水ハザードマップ」を重ねて表示できたりと、物件選びに役立つ客観的なデータを提供してくれます。検索機能もユニークで、「写真から探す」「テーマから探す」など、多様な切り口で物件に出会えます。

いい部屋ネットが「メーカー直販サイト」として物件そのものの品質をアピールするのに対し、HOME’Sは「賢い部屋探しのためのツール」としての側面が強いと言えます。

  • 使い分けのヒント: HOME’Sで家賃相場や地域の安全性をチェックし、客観的な条件を固める。その条件をもとに、いい部屋ネットで具体的な高品質物件を探したり、SUUMOで網羅的に検索したりする、という流れが考えられます。

CHINTAI(チンタイ)との違い

CHINTAIとの違いは「メディアとしての性格」にあります。
CHINTAIは、賃貸情報誌の草分け的存在であり、ウェブサイトにもその編集力が活かされています。単に物件情報を羅列するだけでなく、「おしゃれなインテリアの部屋特集」や「テレワークにおすすめの物件特集」など、ライフスタイルを提案するような特集記事が豊富なのが特徴です。また、女性の一人暮らしに特化した「Woman.CHINTAI」など、ターゲットを絞ったサービスも展開しています。

いい部屋ネットが「良い建物を探す」ことに主眼を置いているとすれば、CHINTAIは「素敵な暮らしを探す」という視点を提供してくれるサイトと言えます。

  • 使い分けのヒント: どんな暮らしがしたいか具体的なイメージが湧かない時に、CHINTAIの特集記事を読んでインスピレーションを得る。そして、実現したい暮らしのイメージに合う物件を、いい部屋ネットやSUUMOで具体的に探していく、という使い方が有効です。

結論として、どのサイトが一番良いというわけではなく、それぞれに強みがあります。 自分の部屋探しのフェーズや重視するポイントに合わせて、これらのサイトを賢く使い分けることが、理想の部屋を見つけるための近道です。

いい部屋ネットに関するよくある質問

最後に、いい部屋ネットの利用を検討する際に、多くの人が抱くであろう疑問や不安についてお答えします。

おとり物件はありますか?

「おとり物件」とは、すでに契約済みで入居できないにもかかわらず、顧客を呼び込むためだけに掲載され続けている架空の物件のことです。これは宅地建物取引業法で禁止されている不当表示にあたります。

結論から言うと、いい部屋ネットを含め、どの賃貸サイトでもおとり物件が100%存在しないとは断言できません。 物件情報は日々動いており、情報の更新が間に合わないケースや、悪質な不動産会社が意図的に掲載しているケースも考えられるためです。

しかし、いい部屋ネット(特に大東建託リーシングが直接管理する物件)は、おとり物件が存在する可能性は比較的低いと考えられます。その理由は以下の通りです。

  • 自社管理物件が多い: 自社で管理している物件は、空室状況をリアルタイムで正確に把握しているため、成約済みの物件を掲載し続けるメリットがありません。
  • コンプライアンス意識: 大東建託という大手企業グループの一員であるため、法令遵守(コンプライアンス)の意識が高く、おとり物件のような不正行為に対する監視体制も厳しいと考えられます。

もし、問い合わせた物件について「ついさっき決まってしまいました」と言われ、しきりに他の物件を勧められるような状況が続く場合は、おとり物件であった可能性も疑われます。そのような不動産会社とは、距離を置くのが賢明です。信頼できるかどうかは、問い合わせ後の対応の誠実さで見極めることが重要です。

営業の電話はしつこいですか?

「悪い評判」のセクションでも触れましたが、「問い合わせ後の営業連絡がしつこい」と感じるユーザーがいるのは事実です。

これは、ユーザーからの問い合わせを重要なビジネスチャンスと捉え、熱心にフォローアップしようとする営業姿勢の表れとも言えます。特に、複数の物件に一度に問い合わせをすると、それぞれの担当店舗から連絡が来るため、「しつこい」と感じやすくなります。

しかし、この問題はユーザー側の工夫で対処が可能です。

  • 連絡手段を指定する: 問い合わせフォームの備考欄に「連絡はメールでお願いします」と一言添えるだけで、不要な電話を大幅に減らすことができます。
  • 意思を明確に伝える: もし他の物件に決めた、あるいは少し検討を中断したい場合は、その旨をはっきりと担当者に伝えましょう。「他の物件に決めましたので、ご紹介は不要です。ありがとうございました。」と伝えれば、ほとんどの場合、それ以上の連絡は来なくなります。
  • 着信拒否やメールのブロック: どうしても連絡が止まらない悪質なケースでは、最終手段として着信拒否やメールの受信ブロック設定を行うことも考えられます。

営業連絡は、見方を変えれば「良い物件を提案しよう」という熱意の表れでもあります。自分にとって不要だと感じた時に、明確な意思表示をすることが、お互いにとってストレスのないやり取りに繋がります。

まとめ

この記事では、いい部屋ネットの評判・口コミを基に、そのメリット・デメリットから、仲介手数料、利用の流れ、他の人気サイトとの比較まで、多角的に詳しく解説してきました。

最後に、記事全体の要点をまとめます。

  • いい部屋ネットは、大東建託グループが運営する賃貸情報サイトであり、高品質な自社管理物件を豊富に取り扱っているのが最大の特徴です。
  • 良い評判としては、「物件の質が高い」「アプリが使いやすい」「親切なスタッフがいる」といった声が多く見られます。
  • 悪い評判としては、「担当者の対応に差がある」「営業連絡がしつこい」「初期費用が高く感じる」といった点が挙げられます。

これらの評判からわかる、いい部屋ネットの主なメリットとデメリットは以下の通りです。

【メリット】

  • ① 大東建託が管理する質の高い物件(新築・築浅、高設備)が豊富
  • ② 物件掲載数が多く、幅広い選択肢から探せる
  • ③ 来店不要で、相談から契約までオンラインで完結できる
  • ④ 専用アプリの機能性が高く、スマホで快適に部屋探しができる
  • ⑤ お得なキャンペーンをうまく活用すれば初期費用を抑えられる

【デメリット】

  • ① 担当者のスキルや相性に当たり外れがある
  • ② 地方や田舎のエリアでは物件数が少ない傾向にある
  • ③ 原則として仲介手数料(家賃1ヶ月分+税)がかかる

以上の点を総合すると、いい部屋ネットは特に「住まいの品質や設備にこだわりたい人」や、「時間や場所の制約なく効率的に部屋探しを進めたい人」にとって、非常に強力なツールとなります。

部屋探しは、新しい生活への第一歩です。様々な情報サイトの強みを理解し、賢く使い分けることで、きっとあなたにぴったりの「いい部屋」が見つかるはずです。この記事が、あなたの納得のいく部屋探しのための、確かな一助となれば幸いです。